E.P.N.S.刻印とは

スプーンやフォークなどのカトラリーの類には、それが銀で作られているものであった場合は、必ず銀であることを示す刻印が打たれております。

但し、中には刻印はあるものの、それが「銀以外で作られていることを示す」刻印の場合もございますので、注意が必要です。

例えば画像の、一見銀製に見えるスプーンですが、柄の部分には「EPNS A1 SHEFFIELD ENGLAND」という刻印が打たれております。

「EPNS」は、「Electro Plated Nickel Silver」（洋白の電気メッキがけ）の略になります。

洋白とは銅、亜鉛、ニッケルの合金ですので、つまりこの「EPNS」刻印は銀製ではないことを示す刻印であるということになります。

ちなみに「A1」は品質が最高品質であることを、「SHEFFIELD ENGLAND」はイギリスのシェフィールド製であることを示しております（シルバーウェアの生産地として有名な都市です）。

カトラリーとしては高品質なお品物ですが、銀製ではないため、当社では買取不可品となります。

買取に出されるお品物のご用意の際には、是非一度刻印をご確認頂ければと思います。