刃の部分まで銀のナイフの買取について

基本的に銀製のナイフの場合、SILVERなどの刻印があっても大抵は刻印の打たれている柄の部分のみが銀で、刃の部分はステンレス製であることがほとんどです。

何故なら銀はやわらかい金属であって、ものを切るのには適切でないからです。

しかし、画像の銀ナイフは、刃の部分に小さく「SILVER」の刻印があるのがわかります。

試しに磁石を近づけてみると全く磁石を引かず、また、蛍光X線分析装置にあててみたところ実際に銀が95%という結果でしたので、こちらの銀ナイフの場合は刃の部分も買取対象ということがわかりました。

ただし、こういったナイフは柄の中に刃と柄を固定するための詰め物（こちらのお品物は石膏でした）がしてありますので、詰め物を除去して残った金属の部分のみが買取可能な箇所となります。

以上のように、銀のナイフはお品物の状態そのままで買取可能であることがまずありませんので、銀ナイフ売却をご検討の際はご留意頂ければと思います。